白鵬の現在は?2026年の国際相撲連盟会長就任と退職の真相を徹底解説
2026年10月現在、元横綱・白鵬翔氏は、日本相撲協会を退職した後も相撲の普及に取り組み、国際的な活動の中心人物として新たな道を歩んでいる。大きな転機となったのは、2025年6月9日の協会退職と、同年に立ち上げた白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社を通じた新事業の展開だ。そして2026年10月16日には、アマチュア相撲の国際統括団体である国際相撲連盟の会長に就任したことが発表された。
一方、退職の背景には、弟子だった元幕内・北青鵬の暴力問題、宮城野部屋の閉鎖、部屋再興の見通しが立たなかったことなど、複数の事情がある。さらに2026年5月には、旧宮城野部屋の力士らが伊勢ケ浜部屋の正式所属となり、宮城野部屋は消滅した。現役時代に幕内優勝45回という歴代最多記録を打ち立てた白鵬氏は、なぜ角界を去り、今どこへ向かっているのか。最新の公式発表と報道をもとに、その経緯と今後の展望を整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の最新動向:10月16日、白鵬翔氏が国際相撲連盟の会長に就任したと発表された。
- 日本相撲協会の退職理由:北青鵬の暴力問題に伴う監督責任や、宮城野部屋の再興時期が見えなかったことが大きな背景にある。
- 今後の活動:白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社を通じ、白鵬杯や世界相撲グランドスラム構想など、国内外への相撲普及を進めている。
【2026年最新】白鵬の現在は国際相撲連盟の会長
白鵬翔氏の現在を語るうえで、2026年10月に発表された国際相撲連盟の会長就任は見逃せない動きだ。共同通信や日刊スポーツなどの報道によると、同連盟は10月16日、白鵬氏を新会長に選任した。アゼルバイジャンのバクーで開かれた会議での決定で、前会長の豊田章男氏から職を引き継いだ。
白鵬氏は2025年6月に日本相撲協会を退職した後、同年9月に国際相撲連盟の顧問に就任していた。そこから約1年で会長という立場を担うことになり、相撲の国際普及における役割は一段と大きくなった。
国際相撲連盟は、アマチュア相撲を国際的に統括する組織だ。日本の大相撲を運営する日本相撲協会とは別の団体であり、今回の就任は日本相撲協会への復帰を意味するものではない。
会長就任に際し、白鵬氏は相撲の伝統や精神を大切にしながら、世界のより多くの国や地域に魅力を伝え、子どもや若い世代へつないでいきたいという趣旨の抱負を示した。現役時代に築いた国際的な知名度と、子ども向け大会などを通じた普及活動の経験を、今後は国際組織の運営に生かすことになる。
2026年の白鵬氏は、単に「相撲協会を辞めた元横綱」ではない。民間企業を通じた大会運営と、国際統括団体の会長職という二つの立場から、競技としての相撲と文化としての相撲の双方を広げようとしている。

【記録と転機】幕内優勝45回の白鵬は何を成し遂げたのか
白鵬氏はモンゴル出身で、第69代横綱として活躍した大相撲史を代表する力士の一人だ。日本相撲協会の現役時代の記録を紹介する資料や、白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社の設立発表によると、2001年に初土俵を踏み、2021年9月に現役を引退した。
特筆すべきなのは、幕内最高優勝45回という歴代最多記録だ。さらに全勝優勝16回、通算1187勝、横綱在位84場所という数字も残している。単に優勝回数が多いだけでなく、長期にわたって最高峰で勝ち続けたことが、白鵬氏の実績を際立たせている。
引退後は年寄「宮城野」を襲名し、宮城野部屋の師匠として後進の育成に取り組んだ。現役時代に築いた経験を次の世代へ伝える立場に移ったものの、弟子の暴力問題によって指導者としてのキャリアは大きな転機を迎える。
主な経歴と、その後の動きを時系列で整理すると次のとおりだ。
| 時期 | 出来事 | 意味・その後の展開 |
|---|---|---|
| 2001年 | 初土俵 | 大相撲の力士としてキャリアを開始 |
| 現役時代 | 幕内優勝45回、全勝優勝16回、通算1187勝 | 数々の歴代最多記録を樹立 |
| 2021年9月 | 現役引退 | 年寄・宮城野として後進の指導へ |
| 2024年2〜4月 | 北青鵬の暴力問題を受け、宮城野部屋が閉鎖・預かり措置に | 白鵬氏は監督責任などを問われ、部屋の力士らは伊勢ケ浜部屋へ |
| 2025年6月9日 | 日本相撲協会を退職 | 協会の外から相撲の発展を目指す方針へ転換 |
| 2025年6月 | 白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社を設立 | 世界相撲グランドスラム構想などを推進する事業基盤を整備 |
| 2026年2月7〜8日 | 第16回世界相撲大会・白鵬杯2026を開催 | 子どもから成人まで参加対象を広げた大会を実施 |
| 2026年5月28日 | 旧宮城野部屋の預かり措置を解除 | 所属力士ら全員が伊勢ケ浜部屋の正式所属となり、宮城野部屋は消滅 |
| 2026年10月16日 | 国際相撲連盟の会長に就任 | 国際的な相撲普及を担う立場へ |
この経歴から見えてくるのは、白鵬氏の活動の軸が、現役時代の競技成績から、引退後の人材育成、さらに国際的な競技普及へと移っていることだ。とりわけ2025年の協会退職は、指導者としての活動を続ける従来の道から、組織の外で相撲の可能性を広げる道への大きな転換点となった。
【退職の真相】北青鵬の暴力問題と宮城野部屋再興の行き詰まり
白鵬氏の日本相撲協会退職を理解するには、北青鵬の暴力問題と宮城野部屋の閉鎖、その後の再興をめぐる経緯を分けて考える必要がある。
問題が表面化したのは2024年2月だ。当時、宮城野部屋に所属していた元幕内・北青鵬による弟弟子への暴力行為が発覚した。日本相撲協会は、白鵬氏について弟子への監督責任や協会への報告義務などを問題視し、2階級降格と3か月間の報酬減額という懲戒処分を決定した。
その後、宮城野部屋は当面閉鎖され、白鵬氏と所属力士らは伊勢ケ浜部屋へ移った。白鵬氏は部屋付き親方として指導を続けたが、宮城野部屋がいつ再開できるのかという具体的な見通しは立たなかった。
2025年6月2日、日本相撲協会は白鵬氏の退職届を受理する方針を示し、6月9日付での退職が決定した。同日、白鵬氏は東京都内で記者会見を開き、決断に至った経緯を説明した。
会見で白鵬氏が挙げた大きな理由の一つは、部屋の再興時期が明確にならなかったことだ。報道によると、2025年3月ごろに協会側との話し合いがあり、白鵬氏は前年の説明とその後の話にずれがあったことや、いつ部屋を再開できるのかが明言されなかったことを問題として挙げた。
白鵬氏は、弟子の指導を続けながら横綱や大関に育つ姿を見たい気持ちがあったことも明かしている。つまり、退職は単に新しい事業へ挑戦するためだけの選択ではなく、親方としての将来像と、当時置かれていた状況との間に隔たりが生じた結果でもあった。
一方で、弟子の問題に対する監督責任が問われた事実も変わらない。部屋を率いる師匠には、力士の技術を伸ばすことだけでなく、暴力を防ぎ、生活や稽古の場を適切に管理する責任がある。白鵬氏自身も会見で、宮城野部屋が伊勢ケ浜部屋の預かりとなる事態を招いたことについて、弟子や応援してきた人々に謝罪した。
退職をめぐる説明では、組織の外から相撲の発展に貢献したいという本人の意向と、部屋の再興が見えないことへの失望が重なっていた。日本相撲協会側が示した経緯と、白鵬氏が会見で語った心境には、それぞれの立場からの説明がある。退職の背景を一つの理由だけで片付けることはできない。

【新たな挑戦】白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社と世界相撲グランドスラム構想
日本相撲協会を退職した白鵬氏が新たな活動の拠点として設立したのが、白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社だ。2025年6月14日に公表された設立発表によると、白鵬氏が代表取締役社長を務め、東京都港区を拠点に相撲を中心とするスポーツ事業を展開する。
会社の事業領域は、大会の企画・運営にとどまらない。アスリート育成、国際大会の開催、デジタルコンテンツやメディア展開のほか、飲食、宿泊、文化発信なども掲げられている。相撲を競技として広めるだけでなく、その周辺にある文化や交流も含めて事業化する構想だ。
社名の「ダヤン」は、設立発表によると「世界」を意味する言葉として説明されるとともに、モンゴルの歴史上の人物ダヤン・ハーンに由来する名称として紹介されている。白鵬氏のルーツと、国境を越えて相撲を普及させたいという方向性を反映した社名だ。
この会社を通じて実現を目指す中心的な構想が、「世界相撲グランドスラム」である。
2025年6月の会社発表では、各国のアマチュア相撲団体との連携を進め、世界共通のポイント制やルールを導入し、公平な条件のもとでアマチュア相撲の世界王者を決める国際的な大会を目指すと説明された。性別、年齢、国籍を問わない開かれた大会とし、相撲の精神や文化を世界へ広げることも目的に掲げている。
報道では、相撲の五輪種目入りを目指す活動との関連も取り上げられている。ただし、世界相撲グランドスラムの詳細な大会日程、参加国、予選方式、ポイント制度などは、構想の公表だけで確定したわけではない。国際相撲連盟の会長就任によって国際的な連携を進めやすくなる可能性はあるものの、構想の実現には各国団体との合意や継続的な運営体制が必要となる。
このプロジェクトの意義は、白鵬氏が日本相撲協会の外に出たことだけではない。従来の大相撲とは異なる国際的な競技基盤を整え、競技人口や参加機会を広げようとしている点にある。今後の評価を左右するのは、構想の壮大さよりも、実際に大会を継続し、共通ルールと公正な競技環境を定着させられるかどうかだ。
【白鵬杯2026】子ども相撲から国際大会へ、活動の現在地
白鵬氏の引退後の活動を具体的に確認できる事例が、長年取り組んできた「白鵬杯」だ。2026年は第16回世界相撲大会として、2月7日と8日の2日間にわたり開催された。会場は東京都江東区のTOYOTA ARENA TOKYOで、主催は白鵬杯実行委員会と白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社だった。
大会公式案内によると、2月7日は幼児から中学3年生までの男子を中心に個人戦と団体戦を実施。翌8日は小学生と中学生の女子に加え、高校生、大学生、社会人の男女を対象とする選抜選手の部が設けられた。2026年大会では女子の部と成人の部が加わり、子ども向けの大会から、より幅広い世代が参加する大会へと対象が広がった。
会場を両国国技館からTOYOTA ARENA TOKYOへ移したことも、2026年大会の特徴の一つだ。公式案内では入場無料・自由席とされ、国内外の選手が参加できる国際大会として開催された。企業や団体の協賛に加え、日本相撲連盟や国際相撲連盟などの後援も記載されている。
白鵬杯の役割は、勝敗を決めることだけではない。幼い年代から相撲に触れる機会をつくり、国や地域の違う選手同士が競い合う場を提供することにある。白鵬氏が掲げる世界相撲グランドスラム構想にとっても、参加者を集め、競技運営の経験を積み、相撲の国際的なつながりを育てる基盤になり得る。
また、公式サイトでは大会の結果や競技映像、社会貢献活動についても紹介されている。2026年大会の開催は、協会退職後の白鵬氏が実際に進めている活動を示す具体例だ。今後は、参加者の継続的な確保、海外選手の参加機会、競技レベルの向上などが、大会の発展を判断するポイントになる。

【宮城野部屋の現在】再興の見通しと白鵬の評判・今後の課題
白鵬氏の現在を考えるうえで、宮城野部屋のその後も重要だ。2025年の退職時点では、所属力士らは伊勢ケ浜部屋の預かりとなり、将来、部屋の再興を望む親方が申し出た場合には日本相撲協会が審議するという扱いだった。
しかし、状況は2026年5月28日に大きく変わった。日本相撲協会は旧宮城野部屋の力士らについて、伊勢ケ浜部屋への預かり措置を解除し、全員を同部屋の正式な所属とすることを決定した。報道によると、預かり開始から2年以上が経過したこと、白鵬氏の退職から1年が経過すること、宮城野部屋の再興を求める申し出がなかったことなどが理由として挙げられた。
この決定により、旧宮城野部屋は消滅した。したがって、2026年10月現在、白鵬氏が再び宮城野部屋の師匠として弟子を率いるという形での再興は、現実的な見通しが立っている状況ではない。かつての所属力士たちは伊勢ケ浜部屋の一員として活動を続けており、白鵬氏の今後の貢献は、部屋の再建よりも国際大会や相撲普及の分野に軸足を移している。
一方、白鵬氏の評判には複数の側面がある。2025年6月の退職会見当日、日刊スポーツが報じたSNS上の反応には、長年の功績を惜しむ声、退職を残念がる声、新たな挑戦への期待があった。その一方で、弟子の問題に対する指導者としての責任や、所属力士を残して退職することへの厳しい見方も報じられた。
こうした反応を理解するには、現役力士としての功績と、部屋を率いる師匠としての責任を区別する必要がある。幕内優勝45回という実績は歴史的な記録であり、相撲の普及に対する取り組みも評価の対象になる。しかし、それによって北青鵬の問題に対する監督責任が消えるわけではない。反対に、監督責任を問われたことだけで、競技普及や次世代育成への取り組みの価値まで否定されるわけでもない。
今後の評価を見極めるうえでは、少なくとも三つの点が重要だ。第一に、世界相撲グランドスラム構想が具体的な大会として継続開催されるか。第二に、白鵬杯を通じて子どもや若い世代の競技参加が広がるか。第三に、国際相撲連盟の会長として各国の団体と協力し、透明性のある競技運営を進められるかである。
国際相撲連盟の会長就任は、白鵬氏の国際的な活動にとって大きな節目だ。ただし、会長職に就いたこと自体が、世界相撲グランドスラム構想の完成や五輪種目入りを保証するものではない。今後は具体的な施策や大会の実績を通じて、相撲界への貢献が評価されることになる。
【白鵬現在】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:白鵬は2026年現在、何をしているのですか?
A1:白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社の代表取締役社長として相撲普及事業に取り組んでいるほか、2026年10月16日に国際相撲連盟の会長に就任したと発表されました。白鵬杯の開催や世界相撲グランドスラム構想などが主な活動です。
Q2:白鵬が日本相撲協会を退職した理由は何ですか?
A2:北青鵬の暴力問題に伴う監督責任などを問われ、宮城野部屋が閉鎖されたことが背景にあります。白鵬氏は2025年6月の会見で、部屋の再興時期が明確にならず、協会の外から相撲の発展に力を尽くすことを決断したと説明しました。
Q3:白鵬の宮城野部屋は2026年現在も存在していますか?
A3:存在していません。日本相撲協会は2026年5月28日、旧宮城野部屋の力士らを伊勢ケ浜部屋の正式所属とし、預かり措置を解除しました。これにより宮城野部屋は消滅しました。
Q4:白鵬の世界相撲グランドスラム構想とは何ですか?
A4:各国のアマチュア相撲団体と連携し、世界共通のポイント制やルールを整え、国際的な大会を通じてアマチュア相撲の世界王者を決めることを目指す構想です。具体的な大会日程や参加条件などは、今後の発表や関係団体との調整が焦点になります。
Q5:白鵬の幕内優勝45回という記録は現在も最多ですか?
A5:はい。白鵬氏の幕内最高優勝45回は歴代最多記録です。全勝優勝16回、通算1187勝、横綱在位84場所なども、現役時代を象徴する主要な記録として知られています。
まとめ:白鵬の現在と今後の活動を見極めるポイント
2026年10月現在、白鵬翔氏は日本相撲協会を退職した後、国際相撲連盟の会長という新たな役割を担っている。白鵬ダヤン相撲&スポーツ株式会社を通じた事業、白鵬杯の継続開催、世界相撲グランドスラム構想など、活動の中心は相撲の国際普及と次世代育成に移った。
一方、協会退職の背景には、北青鵬の暴力問題に対する監督責任と、宮城野部屋の再興をめぐる行き詰まりがあった。2026年5月には旧宮城野部屋が正式に消滅し、所属力士らは伊勢ケ浜部屋の一員となった。白鵬氏の指導者としての歩みには、競技実績とは別の課題も残されている。
白鵬氏の今後を判断する際は、現役時代の偉大な記録だけでも、退職に至る問題だけでもなく、その両方を踏まえる必要がある。世界相撲グランドスラム構想の具体化、白鵬杯の発展、国際相撲連盟での実績が積み重なれば、相撲界への新たな貢献が形になる可能性がある。
幕内優勝45回を誇る元横綱が、今度は国際的な競技の仕組みづくりにどこまで成果を残せるのか。2026年の会長就任は、その挑戦の新たな出発点となっている。 (出典: 白鵬 現在(Yahoo!ニュース))