山口組の現在を徹底解説|六代目体制・構成員約6,300人と分裂の全貌

目次
山口組の現在を徹底解説|六代目体制・構成員約6,300人と分裂の全貌
山口組の現在を徹底解説|六代目体制・構成員約6,300人と分裂の全貌
@ creator • Click to Play Video Inline
🎵 山口組の現在を徹底解説|六代目体制・構成員約6,300人と分裂の全貌

山口組とは、兵庫県神戸市に本部を置く、日本を代表する大規模な指定暴力団です。2026年現在も、六代目組長の体制を中心とする組織として知られています。警察庁が2026年4月に公表した「令和7年における組織犯罪の情勢」などによると、2025年末時点の六代目山口組の勢力は、構成員約3,100人、準構成員等約3,200人の合計約6,300人です。系列組織の勢力範囲も広く、警察資料では1都1道2府40県、計44都道府県に及ぶとされています。

一方、2015年8月末の分裂によって神戸山口組が結成され、その後も対立関係を背景とした事件や警察による規制が続いています。2025年には抗争終結をめぐる動きも報じられましたが、警察庁の2026年公表資料では、関連する特定抗争指定暴力団等の指定は継続中とされています。歴代組長の交代、直参を中心とする組織構造、構成員数の推移を整理すると、山口組の現在の立ち位置が見えてきます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 現在の勢力:2025年末時点で構成員約3,100人、準構成員等約3,200人、合計約6,300人。
  • 組織の特徴:神戸市に本部を置き、六代目組長を頂点に直参・傘下組織が連なる階層構造を持つ。
  • 分裂と規制:2015年に神戸山口組が分裂して以降、対立関係が続き、警察による特定抗争指定などの措置が取られている。

【基礎知識】山口組とはどのような組織なのか?本部所在地と成り立ち

山口組は、暴力団対策法に基づく指定を受けた暴力団です。一般に「山口組」と呼ばれますが、現在の体制を指す場合は「六代目山口組」という名称が使われます。警察の公的資料では、代表する者として篠田建市の名前が記載されています。篠田建市は通称・司忍として知られ、2005年に六代目を継承しました。

主たる事務所として公的資料に記載されている所在地は、兵庫県神戸市灘区篠原本町4-3-1です。神戸は山口組の発祥と歴史に深く関係する地域であり、組織の本部も同市内に置かれています。ただし、本部所在地と、傘下組織が活動する地域は別の概念です。本部が神戸市にあるからといって、活動範囲が兵庫県内だけに限られるわけではありません。

山口組の起源は、大正期の神戸にさかのぼります。創設者とされる山口春吉を中心に、港湾労働者らを基盤とする集団として形成されたとされています。当初から現在のような全国規模の組織だったわけではなく、港湾関連の仕事や地域社会との関係を背景に勢力を拡大していきました。

1925年には山口春吉の長男である山口登が二代目を襲名しました。その後、神戸中央卸売市場の開設に伴う利権をめぐって大嶋組と対立し、抗争を経て運搬作業の独占権を得たとされます。1932年には大嶋組から独立し、山口組は独自の組織として歩みを進めました。

こうした成り立ちから分かるのは、山口組が単に一人の人物を中心とする集団ではなく、地域の仕事や人間関係を背景に形成され、時代ごとの組長交代を通じて組織を維持してきたという点です。その歴史を理解するには、歴代組長と組織構造の変化を併せて見る必要があります。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:i.ytimg.com)

【2025年末の最新統計】山口組の構成員は約6,300人、勢力範囲は44都道府県

山口組の現在の規模を把握するうえで重要なのが、警察庁による暴力団勢力の統計です。2026年4月公表の「令和7年における組織犯罪の情勢」に関連する集計では、六代目山口組の2025年末時点の構成員は約3,100人、準構成員等は約3,200人とされています。

両者を合わせると約6,300人です。内訳を混同しないことが重要で、約6,300人全員が正式な組員という意味ではありません。警察統計上の「構成員」と「準構成員等」は区別されており、それぞれ異なる立場の人々を含みます。

2024年末と比べると、構成員は約200人、準構成員等は約400人減少しました。合計では約6,900人から約6,300人へと、約600人の減少です。全国の暴力団構成員等の総数も、2025年末には約1万7,600人となり、前年より約1,200人減少しました。警察庁は、暴力団対策法が施行された1992年以降の長期的な勢力縮小を示す資料を公表しています。

それでも、山口組の規模は他の暴力団と比較して大きい状態にあります。約6,300人という数字は、全国の暴力団構成員等約1万7,600人と単純比較すると約36%に相当します。人数の減少だけで組織の影響力が消えたと判断することはできません。

系列組織の分布も特徴の一つです。警察資料では、六代目山口組の勢力範囲は「1都1道2府40県」と表記されています。これは東京都、北海道、京都府・大阪府、その他40県を合わせた44都道府県です。山形県、広島県、沖縄県を除く広い地域に勢力範囲が及ぶとされています。

ただし、「勢力範囲」は、各地域で同じ規模の組織が存在することや、地域内の全域を支配していることを意味しません。地域によって傘下組織の数や規模は異なります。大阪府警が公表した2025年末時点の大阪府内の勢力資料でも、六代目山口組の傘下組織は府内の複数組織として把握されており、全国の勢力範囲と個別地域の実態は分けて見る必要があります。

また、警察統計は警察が把握した構成員等を集計したものです。実際の組織関係が不透明な場合や、把握が難しい関係者が存在する可能性はありますが、実勢が統計の何倍にもなると断定できる公的な根拠があるわけではありません。人数を比較する際は、集計時点、対象となる区分、統計の定義をそろえることが大切です。

【歴代組長の一覧】初代・山口春吉から六代目・司忍までの歩み

山口組の歴史を理解するうえで欠かせないのが、歴代組長の交代です。組長の交代は、単なる代表者の変更にとどまらず、組織の運営体制や傘下組織との関係にも影響してきました。

代数・時期組長主な経緯・歴史的な位置づけ
初代・1915年ごろ山口春吉山口組の創設者とされる人物。神戸の港湾労働者らを基盤とした集団の形成に関わった。
二代目・1925年山口登山口春吉の長男。1925年に二代目を襲名し、1932年には大嶋組から独立する流れにつながった。
三代目・1946年田岡一雄戦後に組長へ就任。山口組が大きく勢力を拡大した時期の中心人物として知られる。
四代目・1984年竹中正久1984年に四代目を継承。1985年に銃撃され死亡し、その後の組織運営にも大きな影響を残した。
五代目・1989年渡辺芳則1989年に五代目を継承。2005年の六代目体制への移行まで組長を務めた。
六代目・2005年篠田建市(通称・司忍)2005年に六代目を継承。2026年現在の六代目山口組を代表する人物として公的資料に記載されている。

歴代組長の交代時期を追うと、山口組が長い期間にわたり組織を維持してきたことが分かります。一方、各代の間には組織運営をめぐる対立や不安定な時期もあり、継承が常に平穏に進んだわけではありません。

とりわけ三代目の田岡一雄が率いた時代は、山口組の全国的な拡大を考えるうえで重要です。その後、四代目への継承をめぐる混乱や1985年の竹中正久の死亡などを経て、1989年に五代目体制へ移りました。2005年には篠田建市が六代目を継承し、現在の体制へとつながっています。

ただし、歴代組長の経歴だけで現在の勢力を説明することはできません。組織の規模は、傘下団体との関係、構成員の増減、警察による取締り、暴力団排除の取組、分裂後の対立など、複数の要因によって変化します。

活動歴および当時の関連ビジュアル記録
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:shop.toei-video.co.jp)

【組織の仕組み】直参・直系組長・若中とは?組員と準構成員の違い

山口組の組織構造を理解するには、「本家」「直参」「直系組長」「舎弟」「若中」といった用語を整理する必要があります。これらは、一般企業の役職名とは異なる、暴力団特有の組織上の呼称です。

山口組本家は、組織の中枢にあたる一次団体です。その傘下に位置する二次団体などの組長のうち、本家の組長と直接つながる立場の者は「直参」または「直系組長」と呼ばれます。直参は、山口組全体の組織構造を理解するうえで重要な位置を占めます。

本家の内部では、組長との関係性を示す呼称として「舎弟」や「若中」などが使われます。舎弟は弟分、若中は子分に相当する意味合いを持ち、組織内の擬制的な親子・兄弟関係を表現しています。こうした関係は、単なる親密さを示すものではなく、組織内の序列や結びつきを表す仕組みとして機能してきました。

一方、構成員数の統計で重要なのは、正式な構成員と準構成員等の区別です。愛知県警などの公的な説明によると、準構成員等とは、暴力団員以外で暴力団と関係を持ち、暴力団の威力を背景に不法行為を行うおそれがある者や、資金・武器などを供給するなどして組織の維持・運営に協力または関与する者を指します。

つまり、正式な構成員として数えられる人と、組織に関係する周辺者は同一ではありません。準構成員等に分類されることは、必ずしも全員が同じ役割や関与の度合いを持つことを意味しません。統計上の数字を読む際は、両者を合算した勢力数と、正式な構成員だけの人数を区別する必要があります。

また、組織図の上位にいることと、個々の事件への関与が法的に立証されることも別問題です。犯罪責任は具体的な行為や証拠に基づいて判断されます。組織上の地位だけを根拠に、特定の人物が個別の犯罪に関与したと決めつけることはできません。

【分裂の経緯】2015年の神戸山口組結成から特定抗争指定まで

現在の山口組を理解するうえで最大の転換点となったのが、2015年8月末の分裂です。警察庁の公表資料によると、六代目山口組の運営体制に反発した直系組長らが離脱し、神戸山口組を結成しました。当時の警察庁資料では、離脱した直系組長は13人とされています。

分裂後、両団体の対立は全国各地での発砲事件や傷害事件などにつながりました。2016年3月、警察庁は両団体が対立抗争状態にあると判断。同年4月には兵庫県公安委員会が神戸山口組を指定暴力団として指定しました。その後も対立が続き、2019年以降には拳銃を使用した殺人事件などが相次ぎました。

2017年4月には、神戸山口組の傘下組織の一部が離脱して任侠山口組の結成を表明しました。同団体は2020年2月に絆會へ名称を変更しています。また、2020年7月には池田組が神戸山口組からの離脱を表明し、2021年11月に岡山県公安委員会から指定暴力団として指定されました。

こうした分裂と対立を受け、六代目山口組と神戸山口組は2020年1月、暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団等」に指定されました。さらに、六代目山口組と池田組は2022年12月、六代目山口組と絆會は2024年6月に、それぞれ同様の指定を受けています。

特定抗争指定は、単に組織名を公表する制度ではありません。対立抗争による市民生活への危険を抑えるため、公安委員会が警戒区域などを定め、事務所の使用や対立する組員へのつきまとい、一定人数以上の集合などを規制する仕組みです。警戒区域や規制の適用範囲は、指定の状況や関係する地域によって異なります。

2025年4月には、六代目山口組側が神戸山口組との抗争を終結させる意向を示す誓約書を兵庫県警に提出したと報じられました。しかし、これは一方の側による意向表明であり、両団体の対立が制度上も終結したことを意味するものではありません。警察庁が2026年4月に公表した資料では、六代目山口組と神戸山口組、池田組、絆會との対立に関する特定抗争指定が継続中と整理されています。

分裂から10年以上が経過しても、組織間の対立は警察の対策上、重要な課題として扱われています。組織側の声明や報道された意向と、公安委員会による指定・解除などの公的な措置は、分けて確認する必要があります。

公の場での発言・インタビュー報道記録
【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:shopping.jreast.co.jp)

【徹底比較】六代目山口組と神戸山口組の違い、現在の勢力と位置づけ

六代目山口組と神戸山口組は、名称が似ているため混同されることがあります。しかし、両者は同一組織の別称ではありません。神戸山口組は2015年8月末に六代目山口組から分裂して結成された別団体であり、それぞれ独立した組織として警察の統計や暴力団対策の対象になっています。

両団体の違いを把握するには、成立の経緯、組織の規模、指定状況を比較するのが有効です。2025年末の統計では、六代目山口組の構成員は約3,100人、準構成員等は約3,200人でした。一方、神戸山口組は構成員約110人、準構成員等約170人で、合計約280人です。人数だけを比較しても、両者の規模には大きな差があります。

ただし、規模の差がそのまま個別事件の危険性や、各地域での活動状況を示すわけではありません。組織の勢力は、構成員の人数だけでなく、地域ごとの傘下組織、資金獲得活動、組織間の関係、警察の取締りなどを含めて捉える必要があります。

また、神戸山口組からは、その後、任侠山口組(現・絆會)や池田組などが分かれる動きもありました。六代目山口組をめぐる対立は、単純な二団体間の問題にとどまらず、分裂した団体同士の関係へと広がっています。

警察庁の2025年末統計では、絆會は構成員約50人・準構成員等約70人、池田組は構成員約30人・準構成員等約40人とされています。これらの数字も、正式な構成員と準構成員等を分けて読む必要があります。

なお、「特定抗争指定暴力団等」という名称は、六代目山口組だけに与えられた肩書ではありません。特定の対立関係について、関係する団体を対象に指定する制度です。六代目山口組と神戸山口組の対立、六代目山口組と池田組の対立、六代目山口組と絆會の対立は、それぞれ別の指定関係として扱われています。

したがって、両団体の違いを調べる場合には、名称の類似性や過去の所属関係だけで判断せず、現在の組織名、警察が公表する構成員数、指定状況、分裂の経緯を組み合わせて確認することが重要です。

【プロの結論】山口組の実態を見誤らないための3つの判断基準

山口組の現在を理解する際には、話題性の高い事件や組長の交代だけに注目するのではなく、統計と制度、組織構造を組み合わせて見る必要があります。特に重要なのは、次の3点です。

第一に、構成員数と組織の影響力を同じものとして扱わないこと。2025年末の構成員・準構成員等は約6,300人で、前年より減少しています。しかし、人数の減少だけで組織の活動がなくなったとは判断できません。傘下組織の広がりや資金獲得活動、他団体との関係など、複数の要素を確認する必要があります。

第二に、組織の声明と公的な指定状況を区別すること。抗争終結の意向が報じられても、それだけで特定抗争指定が解除されたことにはなりません。警察庁や関係する都道府県公安委員会の公表資料で、指定の継続・解除や警戒区域の変更を確認することが、現状を正しく理解する近道です。

第三に、山口組と神戸山口組を混同しないこと。両者は分裂によって別々の組織となり、その後も構成員数や組織の状況が異なります。さらに、絆會や池田組などの分裂後の団体も存在します。過去の所属関係と現在の所属を同一視すると、組織の現状を誤って把握するおそれがあります。

加えて、暴力団の実態を調べる際には、匿名の投稿や出所が不明な情報よりも、警察庁の統計、都道府県警察の公表資料、公安委員会の指定情報を優先するのが基本です。特定の人物についても、組織上の地位と個別の犯罪への関与は分けて考えなければなりません。

山口組は長い歴史を持ち、全国的な勢力範囲を維持している一方、構成員等の減少や分裂後の対立、法的規制に直面しています。2026年の現状を読み解くうえでは、過去の規模やイメージだけではなく、直近の公的統計と制度上の動きを基準にすることが重要です。

【山口組】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:2026年現在、山口組の組長は誰ですか?

A1:六代目山口組を代表する人物として公的資料に記載されているのは、篠田建市(通称・司忍)です。2005年に六代目を継承しました。

Q2:山口組の構成員は本当に約6,300人なのですか?

A2:警察庁の統計に基づく2025年末時点の数字では、構成員約3,100人、準構成員等約3,200人で、合計約6,300人です。正式な構成員だけの人数は約3,100人であり、合計値とは区別する必要があります。

Q3:山口組の本部はどこにありますか?

A3:主たる事務所として公的資料に記載されているのは、兵庫県神戸市灘区篠原本町4-3-1です。系列組織の勢力範囲は本部所在地とは異なり、警察資料では44都道府県に及ぶとされています。

Q4:山口組と神戸山口組は同じ組織ですか?

A4:同じ組織ではありません。神戸山口組は2015年8月末に六代目山口組から分裂して結成された別団体です。2025年末の統計では、神戸山口組の構成員は約110人、準構成員等は約170人でした。

Q5:特定抗争指定暴力団とは何ですか?

A5:暴力団同士の対立抗争による市民生活への危険を抑えるため、暴力団対策法に基づいて指定される制度上の区分です。指定されると、警戒区域内での事務所使用や一定人数以上の集合など、法律に基づく規制が適用されます。

Q6:山口組の勢力は今後も減少するのでしょうか?

A6:将来の人数を確定的に予測することはできません。ただし、警察庁の公表資料では、全国の暴力団構成員等の総数が長期的に減少し、2025年末には約1万7,600人となっています。今後も構成員数の推移、分裂後の対立、警察の取締りや暴力団排除の取組が重要な判断材料になります。

まとめ:山口組の現在は公的統計と分裂後の動向から読み解く

山口組は、神戸を起点として発展し、歴代組長の交代を経て全国的な勢力範囲を持つようになった指定暴力団です。2026年現在の六代目体制を理解するには、創設からの歴史だけでなく、2015年の分裂と神戸山口組の結成、その後の絆會や池田組をめぐる動きも押さえる必要があります。

警察庁の統計に基づく2025年末の勢力は、構成員約3,100人、準構成員等約3,200人の合計約6,300人です。系列組織の勢力範囲は44都道府県に及ぶとされる一方、全国の暴力団構成員等は約1万7,600人まで減少しています。こうした数字は、山口組の規模と、暴力団全体を取り巻く環境の変化を把握する手がかりになります。

一方、分裂後の対立をめぐっては、2025年に抗争終結の意向が報じられたものの、警察庁の2026年4月公表資料では関連する特定抗争指定が継続中とされています。組織の声明、報道された動き、法的な指定状況は、それぞれ区別して確認することが欠かせません。

山口組の現在の勢力や実態を知りたい場合は、警察庁の「令和7年における組織犯罪の情勢」、都道府県警察の指定暴力団一覧、公安委員会による指定状況を基準にすることが有効です。歴代組長、組織の仕組み、構成員数、分裂の経緯を総合的に捉えることで、過去のイメージに左右されず、2026年時点の山口組をより正確に理解できます。 (出典: 山口組(Yahoo!ニュース))

山口組
山口組
山口組