立志舎高等学校はどんな学校?評判・偏差値・通信制の仕組みを2026年最新解説
立志舎高等学校は、東京都墨田区太平にある私立の共学校です。学校法人立志舎が運営し、通信制課程でありながら、月曜日から金曜日まで登校する「平日コース」と、登校日数を抑えながら高校卒業を目指す「土曜コース」を設けています。学力試験を実施せず、面接や作文などを通じて学習意欲を確認する入試方式も特徴です。2026年10月時点では、2027年度入試の募集要項も公表されています。
一方で、偏差値が低いという情報だけで入学の難易度を判断したり、通信制という名称から毎日登校しなくてもよい学校だと考えたりすると、実際の学校生活との間にギャップが生まれる可能性があります。口コミの評価、平日コースと土曜コースの違い、推薦入試の条件、卒業までにかかる費用、進学実績を整理し、進学先を検討する中学生や保護者が押さえておきたいポイントを解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 学校の特徴:東京都墨田区にある学校教育法第1条に定められた私立高校で、通信制課程に平日コースと土曜コースを設置。
- 入試と偏差値:公式には学力試験を実施せず、A推薦は書類審査と面接、B推薦と一般入試は書類審査・面接・作文で選考。
- 学費と学校選び:2027年度の平日コースの初年度納入額は81万円、土曜コースは標準的な履修の場合35万円。教材費や制服代なども含めて比較する必要がある。
【学校の基本情報】立志舎高等学校はどんな学校?通信制でも毎日通える理由
立志舎高等学校の大きな特徴は、通信制課程でありながら、一般的な全日制高校に近い通学スタイルを選べることです。学校公式サイトによると、平日コースは月曜日から金曜日まで通学するコースとして認可されています。一方、制度上は通信制課程として設置されています。
この仕組みについて、学校は、グラウンドが狭いことを通信制課程として設置している理由の一つに挙げています。つまり、通信制という名称だけで、登校頻度が少ない学校だと判断するのは適切ではありません。実際の通学日数や授業の受け方は、選ぶコースによって大きく異なります。
所在地は東京都墨田区太平2丁目です。学校公式のアクセス案内では、JR総武線の錦糸町駅北口、または東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅3番出口から、いずれも徒歩約5分とされています。
運営母体は学校法人立志舎です。学校公式サイトには、いじめ防止基本方針、学校自己評価システムシート、スクールカウンセラーなどに関する案内も掲載されています。学校生活や支援体制を調べる際は、口コミだけでなく、こうした学校側の公開情報も確認しておきたいところです。
【通信制の仕組みを比較】平日コースと土曜コースの通学実態は?
立志舎高等学校を検討する際、最初に決めたいのが平日コースと土曜コースのどちらを選ぶかです。両者は登校頻度だけでなく、学習の進め方や学校生活に割ける時間、学費の構成にも違いがあります。
平日コースは、毎日登校して授業や学校行事に参加しながら高校生活を送りたい生徒向けです。授業では、6〜8人程度のグループで互いに教え合う「ゼミ学習」を取り入れています。受け身で講義を聞くだけではなく、生徒同士の対話を通じて学ぶ点が特徴です。
平日コースには、普通クラス、進学クラス、特進クラスの3種類があります。公式サイトでは、これらは成績によって自動的に振り分けられるのではなく、希望や進路に応じて選ぶ方式と説明されています。普通クラスは授業が16時まで、進学クラスは火曜日と木曜日に17時まで補講を実施し、特進クラスは平日17時までの補講に加え、土曜日にも講座を設けています。
一方、土曜コースは、登校日を抑えながら高校卒業を目指す仕組みです。学校公式サイトによると、スクーリングは月2回程度で、土曜日に半日授業を受けます。卒業に向けては、スクーリングへの出席、レポートの提出、テストの3つに取り組みます。平日に自習室を利用して教員に質問することも可能です。
| 比較項目 | 平日コース | 土曜コース |
|---|---|---|
| 主な登校形態 | 月曜日〜金曜日に通学 | 土曜日のスクーリングが月2回程度 |
| 学習方法 | 授業、ゼミ学習、クラス別の補講など | スクーリング、レポート、テスト |
| クラス・学習スタイル | 普通・進学・特進の3クラスから選択 | 自分の生活時間を確保しながら学習 |
| 2027年度の初年度基本学費 | 810,000円 | 350,000円(標準的な28単位の場合) |
| 向いている生徒 | 日常的な通学や友人との交流、学校生活を重視したい人 | 仕事や活動との両立、自分の時間の確保を重視したい人 |
なお、土曜コースでも体育祭や文化祭、修学旅行、部活動などに参加できると学校は案内しています。登校頻度が少ないからといって、学校行事に参加できないわけではありません。
選ぶ際に重要なのは、登校日数の少なさだけで判断しないことです。平日コースは毎日の生活リズムを整えやすい反面、継続して通学する負担があります。土曜コースは時間を確保しやすい一方、自宅でレポートに取り組み、提出期限を守る自己管理が必要です。自分にとって続けやすい学習環境かどうかを考えることが、コース選択の出発点になります。
【評判・口コミ・偏差値】立志舎高等学校の評価をどう読み解くべきか
立志舎高等学校の評判を調べると、自由な校風や個性を尊重する姿勢、学校行事、クラスの雰囲気などに関する口コミが見つかります。ただし、口コミは投稿者の在籍時期や所属コース、本人の感じ方によって評価が異なります。特定の投稿だけで学校全体の実態を判断するのは避けたいところです。
2026年10月に確認できる「みんなの高校情報」の掲載情報では、総合評価は5点満点中3.76、口コミ件数は21件です。これは同サイトに投稿された評価であり、学校が実施した満足度調査の結果ではありません。また、口コミの件数が限られているため、全生徒の意見を代表しているとは限りません。
評判を確認するなら、総合評価の数字よりも、自分が重視する項目に注目することが大切です。例えば、毎日通学したい生徒はクラスや行事の雰囲気を、大学進学を目指す生徒は補講や受験対策を、登校日数を抑えたい生徒はレポート支援や教員への質問のしやすさを確認すると、学校との相性を判断しやすくなります。
偏差値については、外部の高校情報サイトに38と掲載されている例があります。しかし、これは情報サイト上の指標であり、学校が公表する公式の入学基準ではありません。立志舎高等学校は、公式サイトで偏差値に関係なく入学選考を行い、学力試験は実施しないと説明しています。
そのため、「偏差値38だから合格しやすい」「偏差値が低いから授業も簡単」といった判断は正確ではありません。偏差値は一般に学力試験の結果を比較するための指標ですが、同校の入試は面接や作文などを通じて学習意欲を確認する方式です。入学選考の特徴と、入学後に必要となる学習への取り組みは、分けて考える必要があります。
【2027年度入試】受験資格・A推薦・B推薦・一般入試を整理
2026年10月時点で、学校公式サイトには2027年度入試の募集要項が掲載されています。募集学科は男女共学の普通科で、平日コースと土曜コースが対象です。新入学の募集対象地域は、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県に在住している人、またはその予定がある人とされています。
推薦入試にはA推薦とB推薦があります。A推薦は単願、つまり立志舎高等学校を第一志望として受験する方式です。2027年度の募集要項では、中学校卒業見込みで、出身中学校の校長から推薦を受けることなどが条件とされています。
B推薦は併願を前提とした推薦入試です。2027年度の募集要項では、中学校卒業見込みで、出身中学校の校長から推薦を受けることに加え、東京都内・神奈川県内の中学校に在籍している人以外という条件が示されています。居住地や在籍校によって適用条件が異なるため、出願前に募集要項を確認し、中学校の先生に相談することが大切です。
一般入試には、一般単願優遇、一般併願優遇、一般入試の区分があります。単願優遇・併願優遇を利用する場合は、事前の入試相談が必要です。公式案内では、中学校の先生を通じて相談を申し込むよう説明されています。
選考方法を整理すると、次のようになります。
- A推薦:書類審査・面接。作文はありません。
- B推薦:書類審査・面接・作文。
- 一般入試:書類審査・面接・作文。
学校公式サイトは、いずれも学力試験を実施しないと案内しています。面接は本人との個別面接で、勉学に対する意欲や向上心を確かめると説明されています。
ここで注意したいのは、学力試験がないことと、選考が形式的であることは同じではないという点です。学力試験の点数を競う方式ではなく、書類、面接、作文を通じて、入学後に学ぶ意思があるかどうかを確認する仕組みです。面接では、志望理由、高校生活で取り組みたいこと、これからの学習への姿勢などを自分の言葉で説明できるよう準備しておくとよいでしょう。
作文については、出願する入試区分によって必要かどうかが変わります。過去の成績や出欠状況に不安がある場合も、学校は相談を受け付けていると案内しています。個別の事情がある人は、一般的な入試情報だけで判断せず、入学相談で必要な手続きや配慮について確認してください。
2027年度の推薦入試は、公式募集要項で入試相談の開始日を2026年12月15日、出願期間を2027年1月15日から18日までとしています。一般入試の出願期間は区分によって異なるため、日程や提出書類を早めに確認することが重要です。
【学費・費用】2027年度の納入額と見落としやすい追加費用
高校選びでは、授業料だけでなく、入学金、施設費、制服代、教材費、学校行事の費用まで含めて比較する必要があります。立志舎高等学校の2027年度募集要項では、平日コースと土曜コースで学費の構成が異なります。
平日コースの初年度の基本学費は、入学金25万円、授業料37万円、施設費12万円、施設充実費7万円で、合計81万円です。2年次と3年次は、それぞれ授業料37万円、施設費12万円、施設充実費7万円の合計56万円となります。3年間の基本学費を単純合計すると193万円です。
土曜コースは、入学金5万円、施設費2万円、授業料は1単位につき1万円という設定です。標準的な履修単位数は1年次28単位、2年次28単位、3年次18単位の合計74単位です。この条件で計算した基本学費は、初年度35万円、2年次30万円、3年次20万円となり、3年間の合計は85万円です。前籍校で修得した単位がある場合は、必要な履修単位数に応じて変わります。
さらに、公式サイトの案内では、教科書代が年間1万〜2万円程度、制服の夏服・冬服、体操着、体育館シューズ、ロッカー代などを合わせて約10万円程度とされています。2026年度の学校行事については、新入生宿泊研修が約6万円、修学旅行が行き先に応じて約16万〜25万円、任意参加のスキー・スノーボード実習が約5万円と案内されています。これらは年度や参加内容によって変動するため、2027年度の実際の金額は学校に確認する必要があります。
したがって、平日コースの3年間の基本学費193万円だけを見て、卒業までに必要な総額を判断するのは不十分です。教材や制服、行事にかかる費用を加え、家庭で負担できる金額を確認しておくことが重要です。
就学支援金の対象となる場合も、手続きの確認が欠かせません。学校の案内では、いったん規定額の授業料を納入し、東京都の審査終了後に年度末にまとめて還付する仕組みが説明されています。オンライン申請が必要で、申請しなければ支給されないとされています。家計への影響を正確に把握するため、支援制度の適用条件と納入時期を入学前に確認しておきましょう。

【卒業後の進路・進学実績】大学進学も就職も目指せるのか
立志舎高等学校は、大学進学だけでなく、短期大学、専門学校、就職など幅広い進路を案内しています。公式サイトによると、進路選択は担任教員と話し合いながら進める方針で、日頃のゼミ学習や学校生活を通じたコミュニケーションも進路指導に生かしています。
公式の卒業生進路実績には、東京藝術大学、大阪大学、東北大学、千葉大学などの国公立大学や、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、明治大学、立教大学、法政大学などの私立大学が掲載されています。医療系、理工系、芸術系を含む幅広い大学名が並んでいることから、大学進学を目指す選択肢も用意されていることが分かります。
ただし、合格先の大学名が掲載されていることと、毎年どの程度の生徒がその大学に合格しているかは別の情報です。合格者数、卒業生数に対する進学率、現役合格率、指定校推薦の利用状況などは、学校選びの判断材料として別途確認したい項目です。
大学進学を希望する場合は、特進クラスや進学クラスの補講内容、志望校に応じた指導、推薦型選抜や総合型選抜への対応について、入学相談で質問すると具体的なイメージを持ちやすくなります。就職や専門学校進学を考えている場合は、資格取得や職業分野に関する支援がどのように行われているかも確認するとよいでしょう。
また、立志舎高等学校はゼミ学習を教育の特徴として掲げています。生徒同士で教え合い、質問しながら学ぶスタイルは、知識の習得だけでなく、他者に説明する力やコミュニケーション能力を身につける機会にもなります。ただし、こうした学習方法が自分に合うかどうかは個人差があります。可能であれば授業見学や学校説明会に参加し、実際の授業の進み方を確かめることをおすすめします。
【立志舎高等学校】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:立志舎高等学校の偏差値はいくつですか?
A1:外部の高校情報サイトでは偏差値38と掲載されている例があります。ただし、学校公式サイトは偏差値に関係なく選考すると案内しており、学力試験も実施していません。偏差値の数字だけで合否や入学後の学力を判断しないことが大切です。
Q2:立志舎高等学校は通信制なのに、毎日通学するのですか?
A2:平日コースは月曜日から金曜日まで通学するコースです。土曜コースは月2回程度のスクーリングを中心に、レポート提出とテストを組み合わせて学びます。通信制課程という制度上の区分と、実際の登校頻度を分けて考える必要があります。
Q3:立志舎高等学校の入試では学力試験がありますか?
A3:学校公式サイトによると、学力試験は実施していません。A推薦は書類審査と面接、B推薦と一般入試は書類審査・面接・作文で選考します。入試区分によって出願資格や必要書類が異なるため、最新の募集要項を確認してください。
Q4:2027年度の学費はいくらですか?
A4:基本学費は、平日コースが初年度81万円、土曜コースが標準的な履修の場合35万円です。教材費や制服代、学校行事費などが別途必要になるため、基本学費だけで卒業までの総額を判断しないようにしましょう。
Q5:立志舎高等学校から大学進学はできますか?
A5:可能です。学校公式サイトには、国公立大学や私立大学など幅広い合格先が掲載されています。ただし、大学名の一覧だけでは合格者数や進学率は分からないため、希望する進路に応じて補講や進路指導の具体的な内容を確認するとよいでしょう。
まとめ:立志舎高等学校を選ぶ前に確認したい判断基準
立志舎高等学校は、通信制課程の柔軟性を備えながら、毎日通学する平日コースと、登校日を抑えて学ぶ土曜コースを選べる私立高校です。学力試験を実施せず、面接や作文などで学習意欲を確認する入試方式、ゼミ学習を取り入れた授業、大学進学から就職まで幅広い進路を扱う点が特徴です。
一方で、毎日の通学を継続できるか、自宅でレポートを計画的に進められるか、学費と行事費を含めた総額を負担できるかなど、入学前に考えておきたい点もあります。口コミや偏差値だけで判断するのではなく、自分の生活スタイルや卒業後の目標に合うかどうかを軸に検討することが大切です。
【プロの結論】 立志舎高等学校を検討するなら、最初に平日コースと土曜コースのどちらが自分に合うかを考え、次に入試条件、3年間の費用、卒業後の進路支援を確認するのが合理的です。学校説明会や授業見学では、授業の雰囲気だけでなく、レポートの進め方、補講の利用条件、進路指導の実例についても質問してみてください。2027年度入試を目指す場合は、公開されている募集要項の日程と出願条件を確認し、中学校の先生や学校の入学相談担当者と早めに相談することが、納得できる進路選択につながります。 (出典: 立志舎高等学校(Yahoo!ニュース))